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| S特急 |
 1997.--.-- 阪急神戸本線 王子公園
山陽電鉄のS特急は1991年、それまでの通勤特急と夜間に走っていた東二見以西各停の特急を統合する形で登場した列車種別である。「S」というと「Super」とか「Special」の頭で特急より上位っぽい雰囲気があるが、実際は「Service」「Smart」「Speedy」「Short」などの頭文字から取ったものとされ(登場時にこう公式発表されているという)、特急よりも下位種別である。JRとの競合に苦しめられ続けている山陽であるが、S特急は平日朝ラッシュ時と深夜の運転が基本で、JRとの競合が少ない大塩や高砂、東二見を起点とし、東二見までは各停運転の上で藤江や霞ヶ丘といった待避線のある駅にも止まって普通車との緩急接続も取り、終点まで先行(各停区間の高砂では特急に抜かれた)する区間運転の特急という位置づけで、特急よりもきめ細かいサービスを持ち味とし、実際4つの頭文字全ての要素を持ち合わせていた。その後、緩急接続が見直されたり、停車駅がさらに増加したり、本数が削減されたりしており、また2006年には下りに山陽姫路まで行く列車が登場するなど変化が見られている。 ちなみに、特急の下なら急行でいいのでは?という気もするが、1984年まで走っていた急行はS特急とはまるで違う停車駅で走っており、急行自体も当時は「休止」と発表されていた。また、通勤特急を発展解消させることから特急の名は外せず、こんな種別になったと思われる。
S特急の種別表示は斜体がかかった独特のロゴになっており、特急よりも早そうな雰囲気すら漂わせている。画像は1998年2月で消えた阪急六甲ゆきのS特急である。阪急六甲への山陽電鉄の乗り入れ自体がこのとき消滅。さらに阪急六甲ゆきは当時1本だけの存在であった。ちなみに画像の5000系に表示された「S特急」ロゴは「S」の上の棒が「特」のところまで伸びている。これは初期の5000系だけで見られたバージョンで、3000系列や5000系でも英字併記された種別幕は「S」の上の棒がこんなに伸びていない。現在5000系の種別幕は全て英字入りに交換されているため、このロゴはもう見られない。
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