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PH7
PH7
2011.4.30 阪神本線 千船

 阪神2000系。本線優等列車として走れ、かつ伝統の阪神電車顔、正調の赤胴塗色の最後の6両固定編成…のわりには、どこかスマートすぎて、なんだかもうひとつ趣味的な人気に乏しいような印象があった形式であった。ただ、この形式が阪神における最後のノーマルなスタイルのヘッドマークや標識を常時装着しうる最後の形式となったので、甲子園球場での野球開催前後の臨時列車ともなれば、被写体となることが多かった形式でもあった。

 さて、この画像は2000系もそろそろ引退という頃に撮った甲子園での阪神戦終了後に運転された梅田ゆき急行の画像。先頭に付いている、野球のボールのイラストに「PH 7」と描かれたヘッドマークは、野球開催時に運転される臨時急行に対して掲出された標識板である。臨時特急の場合は春の選抜高校野球・夏の高校野球・プロ野球でおのおの別デザインのマークがあったが、臨時急行に関しては一律でこの野球ボールのヘッドマークが取り付けられており、それにちなんで「ボール臨急」などとも呼ばれていたそうである。

 このボールのヘッドマークは相当に歴史が古く、小型車と呼ばれる3011形以前の車両が走っていた時代から甲子園での野球開催後の臨時急行に取り付けられていた。当然その頃は方向幕はなく、当時はこのボールマークだけが先頭についていただけ。これだけで臨時急行だとわからせた阪神はある意味すごい(笑)。また、以前のマークはボールとともに描かれていた文字にも特徴があり、「P 1」「C 2」「FB 3」…と1枚ごとに異なるアルファベットと数字がついていた。「P」はピッチャーのPで「1」はピッチャーを示す守備番号1、「C」はキャッチャー、「FB」は「First Baseman=1塁手」で、数字はおのおのの守備番号。これが延々と続いていたという。多少野球をかじっていれば、たとえば「CF 8」なら、「おお、センター(Center Fielder)か」となるが、野球を知らない人が見るとなんのこっちゃという感じだったではないだろうか。まあ甲子園で野球を見た帰りの人が利用する列車だけに、わかる人にはわかるという遊び心だったのだろうか。

 その後阪神の各車両には方向幕が整備されていったのだが、阪神の場合は「V」のイラストをつけた特急マークなど、種別表示のみに使っていたヘッドマークはその後も長く継続使用されており、このボールマークも「臨急 ○○」と表示した方向幕とともに掲出が続く。ただ、末期は画像のような「PH 7」の1種類だけが使用されていた。「PH」はおそらく「ピンチヒッター=代打」だろうが、「7」はレフトの守備番号だし。ラッキー7の7?。まあピンチヒッターは臨時列車らしくて合ってはいるが…。ネット上で検索すると、守備番号時代は「PH 10」というのがあり、11以降は「PR=ピンチランナー」だったとか。

 画像は千船駅で撮ったもの。臨時急行用の標識なのに方向幕は急行。これは、撮影時点のダイヤでは、尼崎~梅田間の急行を甲子園発に変更して運転した列車について、甲子園~尼崎間を臨時急行扱いにしており、千船は尼崎以東の定期急行の運転区間のため幕は急行に変わっていたのであった。ただ、一部区間でも臨急は臨急なので、ヘッドマークはあり。で、外す手間を省いて梅田まで付いたまま。そこを撮ったということである。…甲子園~尼崎間で撮ればよかった…と思ったのも後の祭り。走行写真を狙えるのは土日のデーゲーム終わりの時くらい。ナイターの方が対戦カードによっては大量に出る上に、神戸方面にも走るのだが、時間が遅いしそう簡単にいけず。なかなか行けるタイミングがつかめないまま、撮影できたのは結局このときだけ。2011年6月末に2000系が運用を離脱したことで、ボールマークはお蔵入りとなった。

 余談。在阪大手私鉄各社は、昭和の頃に駅売店で販売していた運行標識のミニチュアを、新たに「ミニチュアマグネット」と呼ばれるマグネットシートに姿を変え、イベントで販売するのがすっかり定着している。阪神もこれをやっており、ボールマークも末期仕様の「PH 7」ではなく、「P 1」から「PH 10」までを販売している。まさに知る人ぞ知るマークではあるが、このほかにもボールのイラストに「三宮行」とか「高速神戸行」と神戸方面の行先を書いたものもあった。…昔は梅田ゆきは守備番号で、神戸方面は行先とかそんな感じだったんだろうか。「PH 7」は梅田だろうと神戸だろうとどっちでもついていたが。

テーマ:鉄道写真 - ジャンル:趣味・実用


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